▲以前の仁王尊 ▲完成した仁王門

法性寺の仁王さまは平成元年に庫裏・客殿建築に併せまして、お寺の吉方位であります南の位置に伽藍守護の神として勧請いたしました。当初は青銅製ですので、門の建築などさらさら考えていませんでしたが、近年の酸性雨や排気ガスなどによる公害で、その傷みが気になるところとなり、平成16年9月に地鎮祭、住職が荒行堂に入行中の12月末、高岡の工場で入念な修理をしていました仁王さんが見事に修理され帰山されました。そして1月12日実弟の能勢・安穏寺にお願いをして上棟式を行い、4月11日すべての工事が完了致しました。ご覧の通り、本当に見事な仁王門が完成いたしました。蟇股(かえるまた)の見事な彫刻。扉にはめ込まれた重厚な宝相華(ほうそうげ)の彫刻。以前にも増して眼光するどく力強く修理された仁王さん。どれをとっても見事の一語です。工事に携わっていただいた多くの方々に心からお礼を申し上げる所であります。


▲蟇股(かえるまた)の鯉と龍の彫刻
▲修理された仁王さん

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