本 要 寺
大阪市中央区中寺1−3−8

妙寿寺の向い側にあるのが本要寺です。

このお寺には漫才作家の秋田実のお墓があります。
秋田実 (1904〜1977)

秋田実の本名は林広次といい、幼名を熊王丸といったそうで、日蓮聖人に仕えていた少年と同じ名前です。
 谷町の妙経寺に眠る長沖一とともに、大阪高校文科から東大に入り、大阪にもどって働くこととなります。
 秋田は頭の回転がよく理数系が得意でしたが、後年漫才作家として活躍し、エンタツ・アチャコの「早慶戦」をはじめ、それまでの音曲中心の『萬歳』、を会話中心の『しゃべくり漫才』に変えた功績は大きく、当時の人気漫才、秋田A助・B助、蝶々・雄二、いとし・こいしなど殆どがその恩恵に浴しています。
 他に、大阪市助役の菅沼達吉の顕彰碑があります。達吉は、俳優森繁久弥の父親です。